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こんにちは、3わんことお気楽に生活してます。


by mokaosora

第160話 落ちのない笑い話

オットが帰宅。

夕飯を食べた後談話をしながら、昔話が始まった。

オットの昔話は貧しかった生活環境から始まるのだ。

*****二間の炭鉱長屋に住んでいたときの話。******

☆なんとそこに7人の人間がひしめき合って住んでいたらしい。(@_@;)
到底7人が仲良く寝られるはずもなく、中二階らしき≪ロフト≫を作ってオット達は寝ていたらしい。
適当に改造するので、あっちこっち隙間だらけ・・・。

冬になると布団の肩には雪が積もっていたということ。
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オットは笑いながら話す。ついでにセレぶ~もなんかほっこりして笑う。


*****餅つきの話*****


☆毎年28日には年越し用のお餅をついていたオットの実家。

真っ赤に燃えあがる石炭ストーブにはもち米が蒸されている。

オットのお爺さんがそのもち米をストーブから持ち上げるとストーブに腕がついて大やけど。
それでも腕を真っ赤にしながらも≪うす≫で餅をつくお爺さん。
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こんなに必死で餅をついても、なぜか年越しと年明けにはもう餅がなくなっていて一度も食べたことがないという。


原因は大家族がその餅を年越し前にたいらげでしまうからだぁ~。
あるいは餅の量が足りないのかも~~~。

二人で涙を流しながらおお笑いした。

*****冬の暖房の話*****

☆炭鉱町に住んでいたので、石炭は無料の≪沈粉≫(ちんぷん)という石炭を精選するために水で流された後に残った粉状の石炭を無料で提供されていたらしい。
だから≪沈粉≫は水分をたっぷり含んでいる。
冬になると沈粉が凍って、つるはしで割ってから使うんだって。

焚きつけは決まって義父の仕事。

紙とまきで火種を入れ、固まった沈粉を入れると≪ジュー≫と音がしてたくさん入れているはずの沈粉が一気に嵩(かさ)が減ってしまうのがおかしかったと笑うオット。
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なんか切なくなって笑うセレぶ~。


すべて昔話だけれど、こんな貧しかった話を涙を流しながらおお笑いできる夫婦は、やっぱりおかしいよねぇ~。


義母や義弟たちは決して話したがらない≪おちのない笑い話≫
by mokaosora | 2014-04-06 08:08